誰も書かなかった
自動車保険の年代別保険金額の目安

2012/12:発行
2020/03:更新


目次



8. まとめ


それでは最後に、要点をまとめたいと思います。

①保険会社の説明を鵜呑みにしてはいけない。

②保険会社に指示を出すのは自分だと認識する。

③優良ドライバーが重大事故を起こす確率は、推定で100万人に1人程度である。

④自動車保険に入らないのは無責任だとの指摘は、保険会社が流布している可能性が高い。

⑤自動車保険に入るかどうかは、現状を分析して自分で決める。

⑥交通事故においても、自分に非があれば謝る。

⑦事故に遭ったら、相手を十分ケアする様に自分の保険会社に指示する。

⑧自動車保険に入っていなくても、自賠責保険によって被害者1人あたり最大4000万円の保険金が支払われる。

⑨平均的な対人賠償額は高くても2億円程度である。

⑩対物賠償の保険金額はせいぜい数十万円である。

⑪人身傷害補償保険、無保険車障害保険、搭乗者傷害保険、自損事故保険は、自分と同乗者用の保険という意味では同じものである。

⑫車両保険はいらない。


9. 結論


それでは最後にもう一度、以下の表を見て下さい。

基本補償
/年齢
1 2 3 4 5 6 7
対人
(注1)
対物
賠償
人身
傷害
無保険
車障害
搭乗者傷害
(注2)
自損
事故
車両
保険
20代 無制限 300万円 不要 不要 不要
(注3)
不要 不要
30代 2億円 200万円
40代 1億円 100万円
50代以降 不要 不要

注1 自動車保険に入っていなくても、自賠責保険より最高4,000万円が支払われます。
注2 自動車保険に入っていなくても、同乗者には自賠責保険より最高4,000万円が支払われます。
また相手に過失がある場合、運転者には相手の自賠責保険より最高4,000万円が支払われます。
注3 ただし生命保険に入っていない同乗者を多く乗せる機会が多い場合は500万円

不要が多過ぎて(契約保険が足りなくて)、心配と思われた方はいらっしゃいませんか?

それが保険会社の手なのです。

良く考えてみて下さい。

万一の場合に、貴方が保険で補償をしなければいけないと思っていたのは何ですか?

被害を与えた①相手と②物と③同乗者ではなかったですか?

もしそうだとしたら、上の表はそれらを全てカバーしているのです。

残る貴方は、万一のために生命保険に入っているのを忘れないで下さい。

ご存じないかもしれませんが、海外赴任の社員が出張(会社の経費)でレンタカーを借りる場合、搭乗者保険には入るなと指示されます。

その理由は当然な事で、海外赴任社員は会社が受け取りの生命保険に加入しているため、万一の場合それで補てんされるからです。

保険会社に騙されて、重複した保険に入らない様くれぐれもご注意下さい。




8. まとめ
/自動車保険の年代別保険金額の目安




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