Apple Watch Series 4が売れない7つの理由

2018/9: 発行

目次


     はじめに
     1. 顔が四角い
     2. 画面がいつも真っ黒
     3. 顔がデカイ
     4. 電池が持たない
     5. ネットに繋がる医療機器
     6. 高い
     7. 変わった人と思われてしまう
     まとめ


はじめに


2015年の初代から5代目となる、Apple Watch Series 4が2018年に発売されました。


Apple Watch Series 4

ケースと表示画面が大きくなって、CPUも早くなったそうです。

また、日本では当局の承認待ちですが、心電図まで測定できるそうです。

ですが、相変わらず売れないでしょう。

何故売れないか、アップルファンには申し訳ないのですが、初代からの問題点を理路整然とお伝えしたいと思います。


1. 顔が四角い


何だと思われるかもしれませんが、Apple Watch最大の問題点は、顔が四角いという事です。

太古の昔、時計とはそもそも時間と共に移動する太陽(影)の位置を測るものでした。


時計は太古の昔から丸い

このため、太陽の影が回転移動するのに伴って、日時計の基台は世界中どこでも円形だったのです。

すなわち、時計が丸いのは、太陽の周囲を回る地球が1日の周期で自転していて、そこに人類が誕生した事による必然性とも言えます。

そしてそれは、人類の染色体に組み込まれているとまでは言いませんが、世界中の慣習に深く浸透しているのは間違いありません。

にも関わらず、Apple Watchの顔は四角いのです。

これで売れる訳がありません。

確かに丸い筐体は、液晶パネルや回路基板の歩留りは悪くなるし、電子部品の集積性も悪くなるのですが、それはあくまでも製造者側の都合です。

万人に受け入れて貰いたいのなら、顔を丸くすべきです。


2. 画面がいつも真っ黒


次の問題は、普段は画面が真っ黒だという事です。

この漆黒の画面に吸い込まれる様な美しさを感じる・・・という人は誰もいないでしょう。


気持ちの悪い真っ黒の画面

むしろ、この真っ黒な画面を傍から見ると薄気味悪いと感じる人の方が多いのではないでしょうか。

例えば、電車の前の席に座った人が、サングラスに黒いマスクと黒い帽子を被っていたら、これほど気持ちの悪いものはありません。

同じ様につり革を持った腕にApple Watchが付いていて、その真っ黒の画面をこちらに長時間向けられると、不愉快に思う人はかなりいらっしゃる事でしょう。

街でブルカを着るのは自由ですが、不快に思う人がいる事もまた事実です。

話がずれてしまいましたが、発光量を抑えてでも画面を常時表示しない限り、この不気味さは解消されないでしょう。


3. 顔がデカイ


3番目の問題は、その大きさです。

情報端末とは言え、腕時計代わりに付けるとなると、さすがにこれはデカ過ぎるでしょう。

今まででも十分デカかったのに、シリーズ4になってから、更に大きくなりました。


Series 4(左)とSeries 3(右)

目立ちたい人なら別ですが、情報量を少なくしてでも、もっと小さく控えめにすべきでしょう。


4. 電池が持たない


ネット見ると、何もしなければ3日は持つと言われていますが、一般の腕時計と比べれば電池が持たないのは間違いありません。

少なくとも、腕時計としても使いたいと思っている方は、こんな面倒な腕時計は絶対買わないでしょう。

何しろ、夜の間に充電しなければ、翌日止まってしまうのですから。


5. ネットに繋がる医療機器


細かい機能については他のサイトを覗いて頂くとして、Apple Watchは次第にヘルスケアの色彩が濃くなってきました。

先程お伝えしました様に、Apple Watch Series 4では心電図まで測定できる様になったそうです。

そのうちどこの看護病棟でも見られる、マルチ医療モニター並みの機能が組み込まれるのかもしれません。


病棟で良く見るマルチ医療モニター

そうなるともうほとんど医療機器です。

ですが病気のときに医療機器にお世話になるのは止むを得ないとして、健康なときにこんな物が常時必要なのでしょうか?

睡眠時間が何分で、脈拍がいくつで、歩行数が何歩でと、それを知って何か良い事があるのでしょうか。

それだけならまだしも、そのデータがネットを経由して知らぬ間にどんどんどこかに蓄積されていくのですから、こんなに怖い事はありません。

こんな端末がほしい人がいるのでしょうか?


6. 高い


すでにもう買う気は失せていると思いますが、ちなみにお値段は、一番安いモデルで49464円(税込)です。


ちょっとした携帯端末と思えば安いのかもしれませんが、1日まともに表示しない時計と思うと、かなりのお値段です。

ただしこれは安っぽいアルミ筐体の値段で、一般的なステンレススチールの筐体ですと、携帯機能付きで80784円(+通信料)に跳ねあがります。

これを買うには、よほど明確なメリットが無いと、手を出しづらいのは間違いないでしょう。


7. 変わった人と思われてしまう


トドメはこれでです。

街でAppleWatchを付けている人を見て、皆さんはどう思われるでしょうか?

格好いいとか、スマートとか、頭が良さそうとか、最先端の人と思われるでしょうか?

それなら良いのですが、目立ちたがり屋とか、オタクとか、体調に異常に気を使う人とか、ちょっと変わった人と、どちらかと言えばネガティブな印象を持つのではないでしょうか。

もしそうだとしたら、貴方がApple Watchを付ければ、同じ様に他人から思われる可能性があるという事です。


まとめ


まとめると以下の様になります。

AppleWatch シリーズ4は、相変わらずデカイし、四角し、高いし、電池は持たないし、おまけに常時真っ黒の画面だしと、とても腕時計と呼べる代物ではない。

おまけに医療機器の様な性格を強く帯びてきており、街やビジネスで使うと、変わり物と見られてしまう恐れがある。

これで売れると思いますか?




Apple Watch Series 4が売れない7つの理由



ご意見、ご感想等ありましたら是非こちらに。
Your response would be highly appreciated.

新着情報




ホーム頁へ戻る

サイト紹介

難しい技術的な話を、思い切り簡単に分かり易くお伝えする様に努力しています。

本サイト独自の話が満載ですので、もし宜しければ珈琲でも飲みながらお楽しみ下さい 。

なお本サイトのPrivacy Policyはこちらです。

1. Science Area
2. PC & HDD Area
▼ 3. Mobile Area
▼ 4. Insurance Area
5. Security Area
▼ 6. Consumer Area