はじめに
分解準備それでは分解に取り掛かります。 ネスプレッソに付いている水タンクやミルクタンク等の付属品を全て取り去り、電源プラグを外して作業台の上に乗せます。 作業台ですが、100円ショップに売っている、回転式のテレビ台は、本体を持ち上げる事なく回転できすので、大変重宝します。 ついでに言えば、まだ水が浸み出てくるかもしれないので、布巾等を敷いておいた方が良いかもしれません。 必要な工具はプラスのドライバーと、先の細いラジオペンチともしあれば爪外し工具です。 裏カバーを外す先ずは裏カバーを止めているビス4本を外します。 ビスを外してもパッチン止めでカバーは固定されていますので、次に裏カバーの隙間に指を入れて思いっきり引っ張ります。 このときジワーと力を入れるのではなく、瞬間的に力をいれるのがコツです。 するとパッキと音を立てて、裏カバーと右カバーが外れます。 カプセル挿入口カバー次にカプセル挿入口カバーを外します。 これは挿入口の前後で分かれますので、筒の部分を掴んで、これまたエイヤーと力任せに引き離します。 これで抽出口が見えますが、先端部を外すのは難しそうな雰囲気です。 上カバーそれでもメゲズニ、上カバーを外します。 上カバーの裏側のパッチン爪を、カバーを撓(たわ)ませながら外します。 すると上カバーと本体の間にケーブルが1本繋がっていますので、本体側のコネクターを外します。 このコネクターは左右にロックが付いていて非常に引き抜き難いので、ラジオペンチやケーブルの裏側に指を入れる等して手前側に引き抜きます。 このコネクターはどこ製なのでしょうか? 完全に人間工学を無視しています。 背面のコネクターを何とか外したら、次に右側面内側のビス1本を外します。 ビスを外したら、上カバーと干渉しそうな前カバーを外します。 ビスを外したら、上カバーの手前に指を入れて、持ち上げます。 下が外した上カバーです。 カプセルホルダー抽出口全体が顔を出したので、何とか先端部だけを外したいのですが、パチン爪だけを外しても取れそうにありません。 このため予定を変更して、カプセルホルダーごと外す事にします。 それには上部のビス4本を外します。 ホルダーを抜き出すと、高圧チューブが付いています。 高圧チューブを外すために、ピンを抜きます。 洗浄高圧チューブを抜けば、カプセルホルダーが外せますので、あとは水洗いするだけです 流しで水道水を使って、水の通り道を洗浄します。 ここである事に気が付きました。 このカプセルホルダーですが、珈琲の抽出時はカプセルは開閉ドームによって完全に密封されているのです。 以前珈琲抽出時に、使用済みカプセルコンテナを除いて見ていたら、抽出時にもポタポタと雫が落ちていました。 という事は、その雫はこの開閉ドームからではなく、他の部分、すなわち高圧チューブの接続部分から来ていると思われます。 そう考えれば、蒸気がカプセルホルダーから噴き出した事とも辻褄が合います。 となると原因はカプセルホルダーではなく、高圧チューブの接続部の可能性もあります。 ただしこのカプセルホルダーが汚れて、珈琲の抽出抵抗が大きくなり、これによって高圧チューブの接続部から蒸気が噴き出した可能性もあります。 直るかどうか非常に微妙な状況ですが、直るのを祈って組立に移ります。 組み立て組み立ては分解の逆の手順で行えば問題なく行えます。 敢えて気を付ける事と言えば、高圧チューブのピンを挿入する際は、穴の位置を確認してから押し込む事ぐらいだと思います。 確認組み立て直したら、いよいよ動作確認です。 先に結論を言ってしまいますと、ダメでした。 珈琲の出は良くなり、蒸気の吹き出しまではなくなったのですが、相変わらず使用済みカプセルコンテナの中に水が溜まります。 恐らくカプセルホルダーを丸ごと交換すれば治るでしょうが、多分部品だけは販売してくれないと思います。 となると、またヘルプデスクにコンタクトしなければなりません。 結果はまた後程お伝えします。
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