誰でも簡単に盗聴器発見
盗聴電波探知器アールソナー

2010/1:発行
2020/3:更新


はじめに


今回ご紹介するのは、リズム時計(株)の盗聴電波探知器アールソナー(9YYA09)です。


リズム時計(株)の盗聴電波探知器アールソナー(9YYA09)

一戸建て、或いは一般的な事務所内に市販の盗聴器がないかを、短時間に調査するには最適です。


特徴


本機の最大の特徴は、本機から直接探知音(6秒間隔のソーナ音)を発生し、その音を受信した盗聴器が出す電波を本機が受信して盗聴器の有無を検知する事です。


6秒間隔のソーナ音を発生し、その音を受信する

このため本機のインジケータは、単純に受信した電波の強度ではなく、受信した電波から取り込んだ音量の強さを示しています。

これにより通常の電波探知器が、電波を発生するもの(コードレスフォン、無線LAN、PC等)全てに反応してしまうのに対して、本器は盗聴器にのみ反応します。

また一部の盗聴器においては、室内が静かなときは電波を出さず、音を拾うと電波を発生する物がありますので、本器の場合それにも対応します。


長所


早速市販の盗聴器に近づけてみますと、廉価版の盗聴発見器においては、殆ど接触する程近づかなければ反応しないのに対して、1m前後離れた状態でも十分反応します。


市販の盗聴器に1m程度の距離でも反応する

このためタップリ時間を掛けたとおしても、一部屋なら数十分、一戸建てならば全室でも半日程度で一通りスキャン可能です。

また前記しました様に、本器は盗聴器から出た音に反応しますので、あらゆる電波に反応する電波検知式と異なり、もしインジケータが少しでも反応したら、ほぼ確実に盗聴器がどこかに仕掛けられていると判断できます。


短所


①本機の受信周波数は100MHz~450MHzですので、一般的に市販されている殆ど盗聴器に反応しますが、携帯電話等を流用したこれ以上の周波数を使用した盗聴器には反応しません。

 
市販盗聴器で良く使われている周波数(MHz)

②受信した音量に反応するため、スクランブル方式の盗聴器(独自の変調方式を使用しているため、専用の受信器でしか受信できない盗聴器)には反応しない。

③受信範囲が450MHzまでですので、盗撮器(凡そ900~2800MHz)についても検知不能です。

④本機が正常に動作するかどうかの確認手段が無い。(実際に盗聴器を購入するか、本器の周波数帯域を使用したトランシーバを購入すれば、動作チェック可能)


まとめ


価格は1万円前後である事と、使用方法が非常にシンプルである事を考えると、個人で短時間に盗聴器を発見するには最適です。

         

ただしそれほど頻繁に使う事もないので、動作確認用の盗聴器とセットで1週間で数千円程度のレンタルがあれば一番良いかもしれません。




盗聴・盗撮器発見器(AWT-01)


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