盗聴器バスターズ御用達
広帯域レシーバAR8200MkⅢ

2010/1:発行
2020/3:更新


はじめに


テレビでご存知、盗聴器バスターが使用している広帯域レシーバです。

    
盗聴器バスターご用達広帯域レシーバAR8200MkⅢ

レシーバは色々ありますが、これはAORの広帯域レシーバAR8200MkⅢです。

分かり難いマニュアルを読むのが少々手間ですが、本器を使用して盗聴器の発見が可能です。


発見方法


盗聴器は電波に音声信号を乗せて飛ばしていますので、本器を盗聴器の周波数に合わせればその音が聞けるという訳です。

テレビの場合、存在する盗聴器の周波数が分かっているのですが、自宅で盗聴器を探す場合、その周波数が不明のため、本器で電波の周波数を探さなければいけません。

これをスキャン、またはサーチと呼ぶのですが、通常レシーバが自動でやってくれます。

そのスキャン中に音声の乗った電波があれば、自動的にその周波数の音声を聴く事ができるという訳です。

また探査方法ですが、以下の様な表を作成し、周波数を区切って行なうと共に、それぞれの記録を作成することをお勧めします。

周波数 レシーバ設定 スキャン
実施場所
作業時間 使用
アンテナ
判定結果 電波検知周波数
30MHz~
100MHz
ステップ
ホールド時間等
居間 1時間 ロッドA OK 41MHz
53MHz
100MHz~
300MHz
ステップ
ホールド時間等
居間 2時間 ロッドA NG 108MHz
220MHz
300MHz~
500MHz
ステップ
ホールド時間等
居間 1時間 ロッドB OK 358MHz
398.08MHz
399.25MHz
489MHz
2GHz~
2. 5GHz
ステップ
ホールド時間等
居間 1時間 ロッドB OK 2.8GHz
2.87GHz


長所


①都市部の音声電波が飛びかっている所では別ですが、通常盗聴器の電波は数十メートルは飛びますので、一戸建ての家屋であっても、数分で一通りスキャンできます。

②本機の場合、その他いくつか特徴がありますので、後ほど更新します。

短所


①家電製品の様に、一般的な方を対象とした機器ではないため、使いこなすにはそれなりに時間が掛かります。特にマニュアルについては、ある程度電波についての知識がある方を対象に書かれていますので(更にマニュアル記述も分かり難い)、読んですぐ使えるかかどうかは疑問です。

②本機の場合、盗撮器の電波は単なるノイズにしか聞こえませんので、探知不能です。

また専用の受信器でしか聞けないスクランブルの掛かった盗聴電波、あるいは携帯電話等を流用したデジタルの電話についても検知不能です。

まとめ


多少電波の知識があり、無線に興味のある方には、短時間で盗聴器の有無を確認でき最適かもしれません。

         

ただし価格が4~5万円するとなると、盗聴器の探知だけのために購入するのは余りお勧めできません。

という訳で、盗聴発見用の簡易マニュアル付きのレンタルレシーバが丁度良いと思います。





広帯域レシーバAR8200MkⅢ


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