地球温暖化の原因は本当に二酸化炭素なのか?




 はじめに

2020/02/20:発行

ご存知の通り、最近テレビを付ければ、異常気象や地球温暖化の話で持ち切りです。


マスコミが喜ぶTrump v.s. Gretaの構図

恐らく、異常気象の原因は何かと尋ねられたら、10人中10人が地球の温暖化によるもので、主な原因は二酸化炭素の増加だと答えられる事でしょう。

実は幣サイトにおきましても、何の疑いもなくそうだと固く信じておりました。

ですが最近、(毎度の事ながら)どうも何か変だと思う様になってきました。

それは何故か。

先ずは発端からお伝えしたいと思います。

二酸化炭素の空気に占める割合


いつもの通り質問です。

下は空気の成分を示したチャートです。


二酸化炭素はどれ?

では、この中で二酸化炭素はどれでしょうか?

ご存知の様に空気の中で1番多いのは窒素なので灰色、2番目に多いのが酸素で黄緑、3番目に多いのが多分二酸化炭素の黄色だという事で宜しいでしょうか?

だとすると、たったこれだけの二酸化炭素が少々増えただけで、あんな気象変動を起こすのでしょうか?

中にはこのまま二酸化炭素が増加すると、2050年ごろには気温が47度を超える日が続くと考えている科学者もいるそうです。

たった1%にも満たない二酸化炭素で、そんな大それた事を引き起こせるものなのでしょうか?

答えはNOです。

と言うのは、大それた事を引き起こせるかどうかではなく、黄色は二酸化炭素ではないのです。

下のチャートにあります様に、黄色はアルゴンであり、残念ながら二酸化炭素ではありません。


二酸化炭素(赤)はこの長さのチャートでは表示されない

では、二酸化炭素(赤)はどこにあるだと思われるでしょう。

実はこのくらいの大きさのチャートだとエクセルでも表示されないのです。

二酸化炭素の赤は、上のチャートを拡大(正確には5倍に拡大)してようやく見えてきます。


二酸化炭素(赤)はチャートを長さ1m近くまで引き伸ばさないと見えてこない

上がその5倍に拡大したチャートなのですが、この中の赤い細い線が二酸化炭素なのです。

ちなみに二酸化炭素の空気に占める割合は0.0314%で、その他が0.0028%です。

もう一度定量的に言うと、0.0314%とは、1mの物差しがあったとすると、1mmにも満たない0.3mm(髪の毛3本分)でしかありません。

この量で、いきなり急激な気候変動をもたらすものでしょうか?

これを見る限り、甚だ懐疑的にならざるを得ません。

となると、何かしら利益を得るグループが大々的に危機を煽るデマを流している可能性だってあります。

となれば、この何事も疑ってかかる幣サイトが、この半ば常識と思われている温暖化メカニズムに怪しい所がないのか徹底的に調べてみたいと思います。


温室効果ガス


先ず二酸化炭素による温室効果のメカニズムですが、何方も放射冷却いう言葉を聞いた事はあるでしょう。


放射冷却の説明図

夜曇っていると翌朝寒くて、夜晴れていると翌朝寒いというあれです。

これは何方も実際経験されている事で、事実に間違いはありません。

この場合の温室効果ガスとは雲(水蒸気)ですが、それと同じ事が二酸化炭素でも起こるという訳です。


環境庁の温室効果ガスの説明図

ですが、大気中にたった髪の毛3本分(0.0314%)しかない二酸化炭素で本当に地球全体を暖める事ができるのか、と疑っていたのですが、もう一つ重要な事を知ってしまいました。

それは、二酸化炭素が髪の毛3本分だったのは、今から数十年以上前の事で、今では0.041%(髪の毛4本分)に達しているとの事です。


気象庁のHPにある二酸化炭素濃度の推移

上は気象庁のHPにある二酸化炭素濃度の推移を示すチャートですが、このチャートによれば1985年に二酸化炭素が0.0345%だったのに対して、2019年は0.041%ですので、たった34年の間に19%も増えているのです。

この増加量は、確かに大きい。

空気中に占める割合は依然低いとは言え、この増加量は尋常ではありません。

という訳で、いきなりですが、二酸化炭素増加に伴う地球温暖化説に、渋々ながら同意です。


まとめ


さてまとめです。

①数十年前、大気中に占める二酸化炭素の割合は0.03%程であった。

②ところが、この34年間で0.04%と19%も増加しており、地球温暖化の原因になっている可能性は十分ある。


となったら次は、どうやったら二酸化炭素を減らせるについて書いてみたいと思いますので、お楽しみに。



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