3分で分かる
iCloud フォトライブラリと
マイフォトストリームの違い

2019/5: 発行


目次



1. はじめに


使いやすいと言われるiPhoneですが、何だか良く分からないものもいくつかあります。

その一つが、iCloudフォトライブラリ(現在iCloud写真に名称変更)とマイフォトストリームの違いではないでしょうか?

以下のiPhoneに表示される説明文を読んだだけでは、両者がどう違うのかさっぱり分かりません。


念のために上の画面を文字に書き出すと以下の様になります。

iCloudフォトライブラリ

ライブラリ全体をiCloudに自動的にアップロードし保存して、お使いのすべてのデバイスからアクセスできるようにします。


マイフォトストリーム

Wi-Fiに接続されているときに、自動的に新しい写真をアップロードしてすべてのiCloudデバイスにそれらをダウンロードします。

恐らくこれを読む限り、100人中100人が両者の違いはWi-Fiに接続されているかどうかだけだと思うでしょう。

ですが色々調べてみると、両者はそもそもの目的が異なるのです。

という訳で、本書ではこのiCloudフォトライブラリとマイフォトストリームの違いについて分かり易くご説明したいと思います。

なお現在iCloudフォトライブラリはiCloud写真に名称が変更されていますが、


2. 結論


それではお忙しい方のために、先に結論をお伝えしておきましょう。

本書が両者の説明をすると、以下の様になります。

iCloudフォトライブラリ

写真と動画をクラウドサーバー(iCloud)に保存します。
これによって、お手持ちのApple製品からiCloudにアクセスすれば、全ての機器の写真と動画を見る事ができます。


マイフォトストリーム

写真を他の機器に転送するために、一時的にクラウドサーバー(iCloud)に保存します。
これによって、お手持ちのApple製品にiPhoneの画像を無料で転送できます。

ですので、iCloudフォトライブラリは契約を解除するまで写真と動画をiCloudに保存できますが、マイフォトストリームは30日経つとiCloudから消えてしまいます。

詳細は後程お伝えするとして、違いを簡単にまとめると、以下の様になります。

項目 iCloudフォトライブラリ マイフォトストリーム
目的 写真と動画を保存する 写真を他の機器に転送する
内容 iPhoneで撮影された写真や動画が、自動的にiCloudに格納される。

Wi-Fi接続時に自動で行われるが、手動で通信回線を使っても可能。

無料の場合、iPhoneのバックアップデータを含めて、最大で5GBしか格納できない。

もしそれ以上格納したい場合は、有償でiCloudの容量をアップしなければならない。
iPhoneで撮影された写真だけを、転送用として一時的にiCloudに格納する。

Wi-Fi接続時にのみ自動で行われる、手動で通信回線を使ってはできない。

iCloudフォトライブラリとは異なり、無料で最大1000枚の写真が30日間保存される。

また、iCloudの5GBの制限容量には関係しない。

ですので、もしお金を掛けずに写真を他の機器に転送したいのでしたらマイフォトストリームを使い、もしそうでなければiCloudフォトライブラリだけを使えば良いと言えます。

もしこれで両者の違いをご理解頂けたのでしたら、最後のまとめまで進んで頂ければと思います。

ですがもし更に両者の違いを詳しく知りたければ、以下にお進み下さい。

ただしこれからはかなり複雑で、軽く3分を超えてしまいます事、事前にお伝えしておきます。


3. iCloudフォトライブラリに関するユーザーガイド


それでは先ず、iCloudフォトライブラリに関する説明書の記述を見てみましょう。

そう聞くと、エッと驚かれる方も多いのではないでしょうか。

ご存じないかもしれませんが、実はiPhoneにも何と350頁にも渡るiPhone ユーザーガイドなる説明書が存在するのです。


iPhone ユーザーガイドのトップ画面(クリックすると移行します)

これはネットの中だけで印刷物としては存在していませんが、これを印刷すると、何と厚さ30mmにも達する分厚い物なのです。

ただしその分厚い説明書が、ユーザーの役に立つかどうかは別の話です。

論より証拠で、このユーザーガイドにあるiCloudフォトライブラリに関する部分を、原文のまま抜き出してみましょう。

iCloud フォトライブラリ

iCloud フォトライブラリでは、撮影された写真と動画が自動的にアップロードされ、オリジナルのフォーマットのまま iCloud にフル解像度で保存されます。iCloud フォトライブラリ内の写真や動画には、同じ Apple ID でサインインしているどのデバイスからでもアクセスできます。

写真や動画を開いて編集するには、iOS デバイスと Mac コンピュータの「写真」App を使用します。変更を加えると、すべてのデバイスでアップデートされます。写真を編集する/動画をトリミングするを参照してください。

iCloud フォトライブラリを使用するには、iOS 8.1 以降を搭載したデバイス、OS X 10.10.3 以降を搭載した Mac、または iCloud for Windows 5 以降がインストールされている PC が必要です。

注記: iCloud フォトライブラリをオンにした場合は、「iTunes」を使って写真と動画を iPhone に同期できません。

iCloud フォトライブラリをオンにする: 「設定」>「iCloud」>「写真」、または「設定」>「写真とカメラ」と選択します。

ストレージを最適化するか、すべての写真と動画をフル解像度で iPhone に保存する: 保存容量が 5 GB を超える iCloud ストレージプランをご利用の場合は、「iPhone のストレージを最適化」がデフォルトでオンになります。この設定がオンのときは、iPhone の領域が管理されて、iCloud にはフル解像度の写真や動画が自動的にそのまま保存され、iPhone には必要に応じて軽量バージョンが保存されます。iPhone にフル解像度のオリジナルを保存するには、「設定」>「iCloud」>「写真」と選択してから、「オリジナルをダウンロード」をタップします。iCloud には常にオリジナルが保存されます。

フル解像度の写真または動画をダウンロードする: フル解像度のバージョンを iPhone に保存していない場合は、ピンチして 100 %まで拡大するか、編集ボタン をタップします。

注記: 写真と動画を iCloud フォトライブラリにアップロードするには、iPhone が Wi-Fi に接続されている必要があります。モバイルデータ通信を使用すると、一度に最大 100 MB までダウンロードできます。

ストレージプランを超える写真と動画をアップロードした場合は、iCloud ストレージをアップグレードできます。オプションについては、「設定」>「iCloud」>「ストレージ」>「ストレージプランを変更」と選択してください。

いかがでしょう?

これを読んで、iCloudフォトライブラリの特徴と使い方がすっかり分かった方は、いらっしゃらないでしょう。

という訳で、文中にある意味不明な個所に少し解説を加えたいと思います。

”iCloud フォトライブラリをオンにした場合は、「iTunes」を使って写真と動画を iPhone に同期できません”、とは?

ご存知かもしれませんが、iTunesを使うとiPhone内にある写真を、USBケーブルで接続したPC等にダウンロードしたり、逆にPCにある画像をiPhoneに送る事が可能です。

ですが、iCloudフォトライブラリをオンにすると、その機能が使えなくなる様な感じです。

ただし、これについては解説が少々長くなるので、後半に持ち越して次に行きます。


”保存容量が 5 GB を超える iCloud ストレージプランをご利用の場合は、「iPhone のストレージを最適化」がデフォルトでオンになります。”とは?

「iPhone のストレージを最適化」とは、iCloudに保存した写真や動画はフル解像度でiPhoneに保存しておく必要がないため、iPhoneには軽量化した写真や動画を保存して、iPhoneのストレージに余裕を作るものです。

ですので、お金を払って保存容量が 5 GB を超える iCloud ストレージプランに入ると、この機能がデフォルトでオンに設定されるという訳です。

どうしてもオリジナルのままの写真を動画をiPhoneに残しておきたい場合はオフにもできますが、通常はオンのままで構わないでしょう。

ただしiCloudフォトライブラリを解約(サインアウト)する場合は、この設定をOFFにするか、解約前にオリジナルのままの写真を動画をiPhoneやPCに吸い上げておく必要があります。


写真と動画を iCloud フォトライブラリにアップロードするには、iPhone が Wi-Fi に接続されている必要があります。”とは?

モバイルデータ通信を使うと、当然ながらお金が掛かります。

このため、iCloudフォトライブラリに写真や動画を保存する場合は、無料の Wi-Fi が接続されているときに自動的に行われるという訳です。


”モバイルデータ通信を使用すると、一度に最大 100 MB までダウンロードできます。”とは?

先ほどお伝えしました様に、モバイルデータ通信を使うと、お金が掛かります。

このため、もし(Wi-Fiが無い環境で)モバイルデータ通信を使ってiCloudフォトライブラリに写真や動画を転送する場合は、取り敢えず100 MBまでに制限して、いきなりびっくりする程課金されるのを防ぐという訳です。

当然ながら何回かに分ければ、全ての写真や動画をiCloudにダウンロードできますが、お金が掛かるので全くお勧めできません。

それでは次に、マイフォトストリームを見てみましょう。


4. マイフォトストリームに関するユーザーガイド


以下は、マイフォトストリームに関するユーザーガイドの抜粋です。

マイフォトストリームの概要

「マイフォトストリーム」では、最新の写真が自動的に iCloud にアップロードされるため、iCloud フォトライブラリを使用していないデバイスに最新の写真を読み込むことができます。
(「マイフォトストリーム」では Live Photos や動画はアップロードされません。)

「マイフォトストリーム」内の写真は iCloud ストレージとしては計算されません。1000 枚までの写真が iCloud に 30 日間保存されます。恒久的に写真を保存したい場合は、コンピュータまたは iOS デバイスに写真をダウンロードします。詳しくは、Apple サポートの記事「マイフォトストリームに関してよくお問い合わせいただく質問(FAQ)」を参照してください。

「マイフォトストリーム」のオン/オフを切り替える: 「設定」>「iCloud」>「写真」と選択するか、「設定」>「写真とカメラ」と選択します。

iCloud フォトライブラリを使用せずに「マイフォトストリーム」を使用する: iPhone で撮影する写真は、「カメラ」App から離れると「マイフォトストリーム」アルバムに追加されます(iPhone が Wi-Fi に接続されているとき)。追加する写真(スクリーンショットや、メールから保存した写真など)も「マイフォトストリーム」アルバムに表示されます。ほかのデバイスで「マイフォトストリーム」に追加された写真は、iPhone の「マイフォトストリーム」アルバムに表示されます。

「マイフォトストリーム」のコンテンツを管理する: 「マイフォトストリーム」アルバムで、「選択」をタップします。

•ベストショットを iPhone に保存する:写真を選択してから、「追加」をタップします。

•共有する/プリントする/コピーする:写真を選択して、the share button をタップします。

•写真を削除する:写真を選択して、ゴミ箱ボタン をタップします。

注記: 削除した写真はすべてのデバイスの「マイフォトストリーム」から削除されますが、撮影したデバイスの「写真」には元の写真が残ります。デバイスまたはコンピュータ上の別のアルバムに保存する写真も削除されます。Apple サポートの記事「マイフォトストリームに関してよくお問い合わせいただく質問(FAQ)」を参照してください。

いかがでしょうか?

これもiCloudフォトライブラリと同様、読めば読むほど、噛めば噛むほど、疑問が湧いてきませんでしょうか?

これについても、いくつか解説したいと思います。

”恒久的に写真を保存したい場合は、コンピュータまたは iOS デバイスに写真をダウンロードします。”とは?

既にお伝えしまし様に、マイフォトストリーム( iCloud )にアップロードされた写真は、30日後には消えてしまいます。

このため、コンピュータまたは別のiOS デバイスに写真をダウンロードしておかないと、そこから写真を見れなくなるという事です。


”iCloud フォトライブラリを使用せずに「マイフォトストリーム」を使用する”とどうなるのか?

説明を要約すると、iCloudフォトライブラリをOFFにしていても、iPhoneで撮った写真はWi-Fiを経由してマイフォトストリームに保存されるという事です。


”「マイフォトストリーム」アルバムに追加されます”と、”「マイフォトストリーム」アルバムに表示されます。”とは同じ事なのか?

分かり難いのですが、両者は同じ事を指しています。


”Apple サポートの記事「マイフォトストリームに関してよくお問い合わせいただく質問(FAQ)」を参照してください。”とは?

通常でしたら、必要情報は全てユーザーガイドに盛り込まれていて、FAQはその抜粋なのが一般的です。

ですがユーザーガイドにFAQを見ろとあるので覗いてみると、以下の様にユーザーガイドに無い記述があるではありませんか。

マイフォトストリームの写真の解像度はどれくらいですか?

Mac や Windows パソコンでは、写真は最大解像度でダウンロードされて保存されます。

iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV では、ダウンロード速度を速くし、保存容量を節約できるよう、写真はデバイスごとに最適化された解像度で配信されます。

実際のサイズは条件によって異なりますが、一般的なコンパクトデジタルカメラで撮影した写真は 2048 x 1536 ピクセル(300万画素)の解像度でデバイスにプッシュされます。

パノラマ写真の最大幅は 5400 ピクセルです。

これをご覧頂きます様に、どうやらマイフォトストリームからiOS機器にダウンロードすると、画像は縮小される様です。




5. 両者の違い


さて、今まで分かった事を表にすると、以下の様になります。

項目 iCloudフォトライブラリ マイフォトストリーム
目的 写真、動画の保存用 写真転送用
内容 iPhoneで撮影された写真や動画が、自動的にiCloudに格納される。

無料の場合、iPhoneのバックアップデータを含めて、最大で5GBしか格納できない。

もしそれ以上格納したい場合は、有償でiCloudの容量をアップ(50GBで130円/月)しなければならない。

なお有償でiCloudの容量をアップした場合は、iPhone内の写真や動画の解像度を落とす設定がデフォルトになる。

ただし、iCloud内の写真や動画の解像度はオリジナルのまま。

またiCloud フォトライブラリをオンにした場合は、「iTunes」を使って写真と動画を iPhone に同期できない。
iPhoneで撮影された写真だけを、転送用として一時的にiCloudに格納する。

iCloudフォトライブラリとは異なり、最大1000枚の写真が30日間保存される。

また、iCloudの5GBの制限容量には関係しない。

ただしWin PCとMACにはフル解像度の写真がマイフォトストリームからダウンロードされるが、iOS機器(iPhone、iPad、iPod touch)には縮小された写真がダウンロードされる。
同期タイミング Wi-Fi に接続するたびに、コレクションにある写真と動画が iCloud にアップロードされる。

手動によって通信回線も使用可能。
カメラ App を閉じて、 Wi-Fi に接続した時にアップロードされる。
ファイル形式 JPEG、TIFF、PNG
RAW、GIF、MP4
JPEG、TIFF、PNG
機器 Mac、iPhone、iPad、iPod touch、
Windows パソコン、Apple TV (第 4 世代)
Apple Watch、iCloud.com
Mac、iPhone、iPad、iPod touch、
Windows パソコン、Apple TV (第 4 世代)
設定 設定→iCloud→写真→iCloudフォトライブラリ→ON 設定→iCloud→写真→マイフォトストリーム→ON
閲覧方法 写真→アルバム→iCloudフォトライブラリ 写真→アルバム→マイフォトストリーム

ただしiCloudフォトライブラリを有効にしている場合は、以下の通り。
写真→アルバム→全ての写真

これを元に、イラストにしたのが次の概念図です。


6. iCloudフォトライブラリの概念図


先ずは、iCloudフォトライブラリの概念図です。


iCloudフォトライブラリの概念図

これでかなり視覚的に分かり易くなったと思うのですが、いかがでしょうか?

これをご覧頂きます様に、iCloudフォトライブラリを有効にすると、Wi-Fi接続時には自動的に、手動時には通信回線を使ってMACやiPhoneの写真がiCloudに送られます。

このiCloudに送られた写真は、これまた自動もしくは手動でMACやiPhoneで閲覧できるという訳です。


7.マイフォトストリームの概念図


次はマイフォトストリームです。


マイフォトストリームの概念図

iCloudフォトライブラリとの違いは、写真しか送れない事と、Wi-Fi接続時にしか送れない事、iPhoneやiPadにダウンロードされる場合縮小される事と、iCloudの容量制限には関係しない事ぐらいでしょうか。

なぜ写真しか送れないかは、当然ながら動画は写真と比べて容量が大きため、サーバーを枯渇させたくないからでしょう。

これで両者の違いをほぼご理解頂いたと思うのですが、残念ながらまだ話は続きます。


8. iTunesの写真と動画をiCloud フォトライブラリで扱えない理由


先ほどiCloudフォトライブラリのユーザーガイドに、以下の注記があったのを覚えていらっしゃるでしょうか?

注記: iCloud フォトライブラリをオンにした場合は、「iTunes」を使って写真と動画を iPhone に同期できません。

先ほどはiTunesを使ってiPhoneとPCのデータのやり取りができなくなるのではないかとお伝えしましたが、どうもそうではなさそうです。

下はApple公式HPにあります、本件に関連するFAQの記述です。

特にこの中の、青字を見て下さい。

iCloud フォトライブラリをオンにした後で写真がなくなった場合はどうすればよいですか?

iCloud フォトライブラリでは、iTunes からデバイスにコピーした写真や動画はアップロードされません。

オリジナルのバージョンをアップロードするには、以下の手順を実行してください。

OS X Yosemite 10.10.3 以降

Mac ライブラリのオリジナルバージョンをアップロードするには、「写真」>「環境設定」の順にクリックして、iCloud フォトライブラリを有効にします。

AirDrop を使ってコンピュータから iPhone、iPad、または iPod touch に写真をコピーすることもできます。
1.コンピュータと iOS デバイスで同じ Apple ID でサインインしていることを確認します。
2.iOS デバイスのロックを解除して、AirDrop を有効にします。
3.Mac の Finder で新しいウインドウを開いて、サイドバーから「AirDrop」を選択します。
4.同じ Finder ウインドウ内の iOS デバイスを表すアイコンに写真をドラッグします。

Windows 8 以降

Windows パソコンをお使いの場合は、以下の手順にそって、写真と動画を iCloud フォトライブラリにアップロードしてください。
1.スタート画面を開きます。
2.「すべてのプログラム」をクリックします。
3.「iCloud」>「iCloud フォト」の順に選択します。
4.「写真および動画をアップロード」を選択します。
5.アップロードする写真を選択します。

Windows パソコンで iCloud フォトライブラリを使う場合のサポート情報については、こちらの記事を参照してください。

ご覧の様に、 iCloud フォトライブラリをONにすると、iTunes からコピーした写真や動画はiPhoneで見れなくなるのです。

なぜ?と不思議に思われますよね。

iTunes からコピーした写真や動画とは、iPhone以外の機器で撮られた写真や動画という訳です。

ただしMACやウィンドウズPCを操作すれば、それらの写真や動画をiCloudに保存する事ができます。

何故こんな奇妙な仕様にしたのでしょうか?

唯一考えられるのは、iCloudクラウドには、(容量を増やさないためなのか)Apple製以外の機器で撮られた写真や動画を極力入れない様にしている模様です。


9. まとめ


それでは最後にまとめです。

iCloudフォトライブラリとは、写真と動画のバックアップサーバーである。

無料の5GBは直ぐに使いきってしまうが、50GBが130円/月(以前は20GBで100円/月)なので、万一iPhoneが突然故障した場合の保険と考えれば、特に高いとも言えない。(むしろ本書は入る事をお勧めします)

更に有償でiCloudの容量をアップした場合は、iPhone内の写真や動画の解像度を落とす設定がデフォルトになるのも賢明な設定である。

ただし1点注意事項があり、もしiCloudフォトライブラリを解約(サインアウト)する場合は、オリジナルのままの写真を動画をiPhoneやPCに吸い上げておく必要がある。


マイフォトストリームとは、写真転送用のサーバーである。

iCloudフォトライブラリを使っている限り殆どメリットは無いが、無料でしかもWi-Fi接続でしかサーバーにはアクセスしないので、転送サービスを使う/使わないに関わらず、ONにしたままでも特に不都合はない。

本書がお役に立てば幸いです。



3分で分かるiCloud フォトライブラリとマイフォトストリームの違い


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