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自動車保険の年代別保険金額の目安
目次
7. その他の補償・特約
主要な所は以上の通りですが、もしかしたら有効なものがあるかもしれませんので、その他の補償・特約についても簡単に見ておきましょう。
中には保険会社独自のものもありますので、お目当ての特約があるか無いかで保険会社を選ぶのも、賢い方法です。
1)他の自動車運転危険補償特約
この補償は優れものです。
他人の車を借りて運転した場合の事故でも、申し出に応じて借りた車の保険に優先して、以下の保険金が支払われます。
(1)歩行者、相手の車の搭乗者の方などを死傷させてしまった場合の賠償責任(対人賠償保険)
(2)相手の車や自転車、ガードレールや街灯などを破損させてしまった場合の賠償責任(対物賠償保険)
(3)借りた他人のお車の損害(詳細条件あり)
(4)借りた他人のお車使用中の単独事故によるケガなど(自損事故保険)
知り合いから借りたクルマで事故を起こしても、補償して貰えるのです。
筆者も知らなかったのですが、SBI損保ではそれが基本契約の中に入っていますので、もし他人のクルマを運転する機会が多く、なお且つ運転時間も長く、事故に遭う確率が多いと思われる方は、検討してみる価値があると思います。
もちろん他の方には不要です。
2)家族運転者等の年齢条件に関する特約
運転者の年齢を限定することにより、保険料を割り引かれます。
子供たちが運転年齢前ならメリットなのですが、運転年齢に達すると、途端に保険料が跳ね上がります。
3)ファミリーバイク特約(人身傷害なし)
もし原付バイク(もしくは125cc以下のバイク)をお持ちの方がありましたら、これも有効な特約です。
多少の違いがあるかもしれませんが、補償内容は以下の通りです。
対人賠償:自動車保険に準じます
対物賠償:自動車保険に準じます
自損事故:1500万円
無保険車傷害:2億円
上記補償が単独で契約するより比較的安く付帯できますので、検討する価値があると思います。
4)新規運転免許取得者に対する自動補償特約(対人事故・対物事故)
この特約は、はSBI保険独自のものです。
通常家族が免許を取得したら、その家族が運転する前に契約を変更しなければならないのですが、この特約は免許取得日の翌日から30日以内に契約変更の手続きをすれば、免許取 得日にさかのぼって補償の対象になるというものです。
家族運転者等の年齢条件に関する特約等を契約すれば、自動的に追加される様です。
5)継続契約の取扱いに関する特約
手続き漏れ(継続漏れ)などで、満期日までに継続契約の締結ができなかった場合、所定の条件すべてを満たせば前年と同条件の内容で継続契約を締結できる特約との事です。
その条件とは過去1年以上の契約で、また過去1年間に事故を起こしていない等ですが、はたしてその空白の期間に事故を起こしたら補償してくれるのかどうは不明です。
これもSBI損保独自のもの、全ての契約に付帯されるそうです。
6)クレジットカードによる保険料支払に関する特約
保険料をクレジットカードで支払うと、この特約が付帯されるそうです。
特約とは、本来契約者に対して特別の便宜、利益をはかる契約を指すのですが、この特約にどんな意味やメリットがあるのかさっぱり分かりません。
7)通信販売に関する特約
電話やファクシミリ等の通信販売で保険契約を申し込む場合の申込方法や保険料の払込み等について規定した特約のことです。
これも意味不明です。
一体何なのでしょう?
8)保険証券の不発行の合意に関する特約
この特約は、この保険契約の保険証券を発行しないことについての合意がある場合に適用されるそうです。
恐らく保険証書を発行しないので、少しは安くなると言いたいのでしょう。
気にするだけ時間を無駄にする特約です。
7. その他の補償・特約
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