誰も書かなかった
自動車保険の年代別保険金額の目安

2012/12:発行
2020/03:更新


目次



4. 自動車保険の7つの疑問


3)自動車事故に合う確率は?

さて次に認識しておく必要のあるのは、実際に交通事故に合う確率です。

以下は1950年(昭和25年)から20112年(平成23年)までの国土交通省発表の交通事故発生状況の推移です。

     

2000年(平成12年)以降、交通事故は減少傾向にはあるものの、2011年の交通事故件数が約70万件、負傷者数が90万人、死者数が4612人(その内65歳以上が49%)ですので、1日に13人、およそ2時間で1名亡くなっている計算になります。

かなりの頻度とも言えますが、良く考えてみて下さい。

日本の人口は1億2665万人もあるのですから、負傷者の比率は日本全体の0.7%で、さらに死亡者は0.004%で癌による年間死亡者数(35万人)の1/76です。

また日本の免許保持者数は約8千万人ですから、それから単純計算するとドライバー115人に1人が年間に1回事故を起こし、1.7万人に1人が年間に1回死亡事故を起こしている事になります。

ただしこの死亡者数の中には、酔っ払い運転の被害者(全体の7%)、あるいは大型バス/トラック事故の被害者、無謀運転の被害者、バイクを含む単独死亡事故、歩行者の無謀横断/徘徊、道路のがけ崩れ等と、ありとあらゆる交通事故が含まれています。

ですので、酔っ払い運転も、バス/トラックの運転も、無謀運転もしないごくごく一般の方が100%悪くて相手を死亡させた件数は、これよりはるかに少ないのは間違いありません。

生憎その様な統計値は集計されていないのですが、仮にそれによる死亡事故者数が、全体の1/10だとすると、年間に死亡事故を起こす可能性はドライバー17万人に1人となります。

更に現行の交通法規は、大昔から改善が加えられ、交通事故を防ぐのに有効なものになってきていますので、もし交通法規をしっかり守る優良ドラバーであれば、恐らく死亡事故を起こす確率は、100万人に1人程度にまで減ると思われます。

何が言いたいかと言えば、偶発的な接触事故は確かに避けられないものの、余程無分別な運転をしない限り死亡事故を起こす可能性は、実際の所限りなく低いという事です。

これをどうみるかは皆さんの判断にお任せするとして、この様に大事な情報を保険会社は全く伝えないで、ただただ不安だけ煽る情報だけ伝えるというのは、いくら保険会社とはいえ問題ではないでしょうか?

また後述しますが、公道を走る全ての車両は強制保険に加入していますので、万一あなたが死傷事故を起こしても最大4千万円が支払われるという事を忘れてはいけません。




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