誰も書かなかった
自動車保険の年代別保険金額の目安

2012/12:発行
2020/03:更新


目次



4. 自動車保険の7つの疑問


6)自動車事故を起こしても謝ってはいけない?

これもまことしやかに言われています。

訴訟社会のアメリカではうっかり謝罪すると自分の非を認めた事になるので、たとえ自分が悪くて事故が起きても、決して謝まってはならない。

さて、これは本当の事でしょうか?

根も葉もない嘘(デマ)です。

筆者もアメリカで何度かクルマにぶつけられた事がありますが、そのたびに大柄のアメリカ人からアイムソーリー、アイムソーリーの連発を貰いました。

自分が他人に迷惑を掛けて謝るのは、社会人として当然の事です。

この手のデマも、間違いなく保険会社の関係者から流されたものだと思います。

何故ならば、保険会社としては社会モラルよりも、自社の売り上げ(支払の大小)が最重要課題ですので、気軽にクライアントに非を認めてほしくないからです。

ですからもし自分に非があるのでしたら、保険会社のクライアントである我々は、被害者に誠意のある対応をする様に、保険会に指示する義務があるのです。

一部の保険会社では、自社のホームページに以下の様な記述をどうどうと載せているものがありますが、皆さんはこれを読んでどう思われますでしょうか?

           SONY損保HP引用(2012/12/29現在)
            

これからすると、事故の相手はまるで悪意を持っている方ばかりなので迂闊に話をするな、でも保険会社は絶対に正しいのでその指示に従え、とでも言いたげな表現になっています。

まさに先ほどお伝えしまた、事故を起こしても決して謝罪するなに繋がる表現です。

ただの一民間企業が、善意の第三者に対してその様な事を言って良いものでしょうか?

またこれを事故の相手も読んでいたとすれば、回り回って貴方自身が悪意を持った人間かもしれないとこの保険会社は述べているのです。

もしかしたら、これは思い過ごしなのかもしれませんが、もしかしたら、これこそ保険会社の実態を表しているのかもしれません。



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