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盗聴器/盗撮器の見つけ方と業者の見分け方
目次
3. 盗聴器・盗撮器の種類
それでは次に、盗聴器・盗撮器がどういうものがあるか見てみましょう。
1)形状
ご存知の様に、ワイドショーに良く出る盗聴器は、三又のコンセントタイプですが、その他にテーブルタップ、スイッチ付きのコンセント、電話のモジュラーケース等々、隙間さえあればどの電気機器にも入れられる恐れがあります。
怪しいと思ったら怪しい電気機器
実際の盗聴器の中身
市販盗撮器の数々
また電話機、リモコン、時計、照明器具の中、ぬいぐるみ、芳香剤、更には壁の中に埋め込まれるケースもある様です。
またこれらの機器で、音を拾う範囲は、凡そ数メートル範囲ですので、一般家庭のリビング程度の広さでしたら全て聴かれているかもしれません。
また盗撮器としては、以下の様な物が市販されています。
左2機種が録画式で、右側3機種が無線式になります。
録画式はあとで本体(もしくは録画したメモリ)の回収が必要で、無線式はカメラの電波を受信できる所で待機する必要があります。
なお前記しました様に、これらの機器自体が悪いのではなく、それを使う人間によって害になったり益になったりするという訳です。
2)価格
価格は市販品で凡そ2~4万円前後ではないでしょうか。
ただし後述の音声動作式等多少カスタマイズした物ですと、もう少し高いのかもしれません。
このため特殊な方式の物は、コストに見合う明確な目的がないと使われないと言えるかもしれません。
3)性能
前述の市販品ですら、かなり小型器でありながら、10m以上離れた所からも受信可能です。
ただし盗聴電波の音を聞くには、レシーバ(受信機)を持って、電波が届く所まで行かなくてはいえません。
このためもし近所に長時間駐車している車がありましたら、注意しておいた方が無難です。
4)その他
その他の特徴としては、電池駆動ですと電池が切れると送信が止まってしまう事から、AC電源に接続するタイプが多い様です。
また最近は電波探知し難くするため、音声を検知したときのみ電波を発信する物、あるいは携帯電話を応用して外部から着信したときのみ発信する物もある様です。
なお音声検知の場合、音を発生させれば電波が出力されるので問題ないのですが、タイマー等である時間体だけ動作する様にした場合、電波探知では見つかりません。
5)携帯電話にやっぱり注意
最後にこの話もしておきましょう。
盗聴/盗撮で、最も危険な道具が携帯電話です。
先ほど携帯電話は盗聴できないと言ったではないかと思われるでしょうが、確かにデジタルで暗号化された電波を盗聴する事はできません。
しかしながら、携帯電話をどこかに仕掛けて、それを外部からアクセスすれば、この上なき便利な盗聴/盗撮器になるという訳です。
さらに携帯電話には、もう一つ別の危険な使われ方があります。
例えば携帯電話を人から預かった/貰った/拾った(実は拾わされた)として、それがオート着信に設定されていれば、知らない間に盗聴器を自分で持ち歩いている事になるのです。
すなわち、机の上に置いた他人から預かった携帯が、自動着信を受けていつのまにか盗聴器になっているかもしれないのです。
という訳で、自分が購入した以外の携帯電話を使う場合は、十分な注意が必要です。
また自分の携帯電話も、いつのまにか妙な設定がされない様、気を付けておきましょう。
更に言えば、自分で買った貰った物以外(送付された物、頂いた物、拾った物)は全て注意する事です。
自分が拾ったと思ったら、実は拾わされていたかもしれないのです。
3. 盗聴器・盗撮器の種類
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