嘆きの分解メモ
SONYブルーレイレコーダ(BDZ-T70)
目次
4. BRDドライブを外す
4-1. 機内開帳
ようやく天板を外せた所で、銀ビス4本を外して金属の上カバーを外すと、いよいよ本体内部のご開帳です。
と開けてびっくり玉手箱ではないが、早速出迎えてくれたのはまたしてもホコリの山と直径2cm程度のゴミの玉(これも写真は避ける)です。
単に内部にホコリが付いているだけではなく、この様にゴミ玉になるという事は、雪だるま同様にこのゴミ玉は内部を転がりながら移動していた事を表します。
電源の二次側なのでさほどショートの心配はないでしょうが、これは明らかにファン2個の弊害です。
ストレートに言ってしまうと、これは一重にSONYの昇温対策技術が劣っている事を表しているのです。
ファンを一杯付けて、ガンガン回す事は小学生にもできます。
おそらく社内でもファンを2個もつけるかどうかは議論もあったでしょうが、それを克服するのがSONYだったのではないでしょうか?
ついでに言っておくと、素子ベンダーが出したマージンたっぷりのディレーティング(ベンダーの保証値)をひたすら守る事が品質保証ではなく、ディレーティングから外れても問題なく使いきるのが品質保証なのです。
4-2. BRDユニット取り外し
またまた素人が偉そうに御託を並べてしまったので、先を急ぎましょう。
という事で、次にBRDドライブユニットを外しにかかります。
ユニットの付け根にあるビス4本と手前の2本を外したものの、まだ外せません。
よくよく見ると、更にもう1本ビスが付いていて、それを取るためには右奥にあるチューナー基板(写真右上)も外さなければなりません。
そのためには、更にビスを10本近くも外さなくてはいけないのです。
絶句です。
SONYのメカ設計は、一体何を考えているのでしょうか?
車載CDの様にスペースが限られ振動が多い場合ならともかく、これだけのスペースがありながら個々のユニットを単独で取り出せない設計なのです。
正直今のSONYの問題点は、ここにある様な気もしてきました。
経験を積んだ人が、全体を見ていないのではないのではないでしょうか。
またもっと言わせて頂けるのであれば、このチューナ基板の台座の複雑な形状は何なのでしょうか。
もっとシンプルな形状に、できなかったのでしょうか。
さらに言わして頂けるのならば、このチューナ基板に付いているシールド板金の高価な事。
高価なニッケルメッキではなく、他と同じ亜鉛系メッキで十分でしょう。
何故メッキの材質まで変えるのでしょう。
それにもっと薄い板金でも十分でしょう。
シールド板金のコンテストにでも出品するのでしょうか?(もう愚痴が止まらない)
4. BRDドライブを外す
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