素人でもできる
HDDの修理と復旧方法
目次
7. 専門業者に依頼する
どうしても自分では無理だと思われたら、無理をしないのが鉄則です。
ですが、どれだけの技術力があるかどうか分からない業者に依頼するのも不安があります。
ましてや自分の個人情報が詰まったHDDを他人に預けるのも不安ですし、運良くデータを取り出してくれたとしても、法外な値段を要求されても困ってしまいます。
ですので、従来本書では専門業者に出す件については、触れない方針でした。
ところが最近、本書の読者の方より非常に耳よりな情報を頂きましたので、ご紹介したいと思います。
1) 概要
それによりますと、復旧の依頼先はHDDを製造しているシーゲート(下記URL参照)です。
巷の復旧業者ではなく、HDDを製造しているメーカーですので、技術力は間違いありませんし、HDD復旧に関するノウハウも多数あるのも間違いありません。
そこに日本から復旧作業を依頼して、現品をUPS(国際宅配業者)で指定されたオランダのサイトに送り、2週間程度で復旧データが入った代替HDDが送られてきたそうです。
また料金についても4TBの代替HDDと送料を含めても、当時の為替レート(1ドル100円以下)で6万円程度だったとの事です。
2) 特徴
本書では直接復旧の依頼をしてはいないのですが、前述のシーゲートのHPを見ると特徴は以下の通りです。
①契約料(Engagement Fee)は49ドル。
この料金の中に、UPSによるオランダまでの不良HDDの送料も含まれるそうです。
②復旧費用(Recovery Fee)は、復旧後60日間アクセスできるクラウドサーバーに保管する場合550ドル、4TBのHDDに入れて返送する場合650ドル。
なおもし復旧できなかった場合、復旧費用は発生しないそうです。
③作業日数は16営業日との事ですので、サイトの長期連休と当たらなければ、週休2日で約3週間という事になります。
④ただし復旧された(故障した)HDDは返却されない様です。
⑤本サービスは、シーゲート製以外のHDD(その他のメモリードライブにも対応)にも対応するとの事ですので、かなり耳より情報ではないでしょうか。
3)申請書
申請書は英語になっていますので、簡単に入力例を添付しておきます。
もし英語に自信が無い方は、電話(0120-993-280 )で発注するのが楽かもしれません。
オーダーフォーム1
オーダーフォーム2
また、本書をお読み頂き実際にシーゲートに依頼された記事がありますので、参考で当該URLをお知らせしておきます。
4)国内の専門業者
なお、英語のやり取りも面倒だし、ましてやHDDを海外に送るのも心配だ。
こうなったら多少高くても実績のある国内の会社へ頼もう、と思われたら以下が良いかもしれません。
本書がお役に立てば幸いです。
7. 専門業者に依頼する/HDDの修理と復旧方法