誰にでも簡単にできる
PCの中身はそのままで、HDDを大容量品に交換する方法
目次
3. HDD交換作業
準備が整った所で、いよいよHDDの交換作業です。
なお本プロジェクトの場合、オリジナルのHDDがそのまま残りますので、バックアップを別に取っておく必要性はないのですが、万一に備えて(心配性な方は)作業前にバックアップを残して置くのが良いかもしれません。。
3-1. HDDの取り外し
それでは早速手順書に沿って、PCを分解します。
分解手順は機種によって異なりますので、ここでは詳細は割愛しますが、本機の場合裏カバーを開けてHDDが外せるまで、どんどん分解していきます。
本機の場合、背面のスタンドを外すのに難儀しますが、それさえ外せれば、簡単に分解できます。
B-CASカードのスロットルを外すと、HDDを覆うフレームが見えてきました。
逆立ちの写真ですが、本機の場合シーゲートのBarracuda 7200.12が付いていました。
HDDについているコネクターを抜いて、HDDを取り出します。
3-2. HDDのコピー
HDDを外したら、いよいよHDDのコピーです。
手順は以下の通りですので、誰にでも簡単にできます。
①コピー機の説明に従って、HDDコピー機にオリジナルのHDDと購入した2TBのHDDを接続します。
写真の場合、左がオリジナルのHDDで、右の代替HDDに内容をコピーする事になります。
②次にディスクコピーを選択してスタートボタンを押せば、コピーを開始します。
③あとはコピーが終わるまで、珈琲でも飲みながらのんびり待つだけです。
④コピーが完了したら、電源を切ってHDDを外します。
本機の場合、3時間ほどで終了しました。
なおオリジナルのHDDはバックアップ用として、保管しておきましょう
4. 組み立て+動作確認
HDDのコピーが完了したら、以下の手順でPCの組み立てと動作確認をします。
4-1. 組み立て
コピーが完了した2TBのHDDを、外したのと逆の手順でPC本体に取り付けます。
4-2. 電源投入
全て組み立て直したら、早速電源を入れてみます。
ドキドキの瞬間ですが、楽しみな瞬間でもあります。
この場合、無事もなく正常に立ち上がりました。
4-3. HDDの容量の確認
それでは次に、マイコンピュータが2TBになったかどうか確認します。
スタートからコンピュータを開いて、ローカルディスク(C:)を見てみます。
あれれ、HDDを2TBに換えたのにも関わらず、まだ1TBのままです。
でも、慌てる必要は全くありません。
全て想定内ですので、次に進んで下さい。
4-4. ディスクの管理の設定
次の手順でディスクの管理を開き、設定を変更します。
①スタート→コンピュータを右クリック→管理を選択→コンピュータの管理を開く→ディスクの管理を開く。
上図をご覧頂きます様に、本機の場合ディスク0(1863.02GB)の内、右側半分の931.50GBが未割り当てのままになっていますので、この部分を有効にすれば良いのです。
②未割り当ての部分を右クリックして、新しいシンプルボリューム(I)を選択する。
③新しいシンプルボリュームウィザードの開始画面が出たら、”次へ”をクリックする。
④希望のボリュームサイズを指定する。
ここでは以下の画面の様に、最大ディスク領域を指定しています。
⑤希望のドライブ文字またはパスの割り当てを行う。
本機の場合、ドライブCをそのまま拡張したいので、以下の様に設定します。
⑥パーティションのフォーマットを設定する。
本機の場合、以下の画面の様に設定しています。
⑦設定終了後、ディスクの管理を確認する。
本機の場合、以下の用にドライブCが拡張されました。
⑧最後にコンピュータを再確認して、ローカルディスク(C:)が2TBになっている事を確認します。
本機の場合、無事に拡張されました。
あとはいつもの様にPCを使うだけです。
使用環境も全く同じで、HDDの容量だけが増えたという訳です。
HDDのコピー時間を入れても、半日程度で完了ですので、是非お試し下さい。
HDDの容量アップ2