iPhoneはもういらない
Apple iPhone 6s Plus vs SONY Xperia Z5 |
1. はじめに、前回の勝敗、結論、概要、販売ルート、価格
2. 筐体サイズ、外装、ロゴ、モニター
3. 背面カメラ、フロントカメラ、ビデオ、 オーディオ
4. テレビ、ラジオ、おサイフケータイ
5. 防水機能、指紋認証、音声入力、その他
6. 操作性、拡張性/発展性、まとめ
背面カメラ
今までは、両者拮抗していましたが、ここからは俄然Xperia Z5の優位性が際立ってきます。
上の広告写真を見ると、いかにもiPhone 6s Plusはカメラ性能に自信ありげですが、実の所Xperia Z5と比べると、大人と子供ぐらいの差があるのです。
両者とも前モデルと比べて進化したのですが、下の表をご覧頂きます様に、その差は歴然です。
大項目 |
項目 |
iPhone 6s Plaus |
Xperia Z5 |
比較 |
イメージセンサー |
サイズ呼称 |
1/2.3インチ |
1/2.3インチ |
生憎iPhoneのイメージセンサーの大きさは公表されていないのですが、恐らくZ5と同じ1/2.3インチと推測されます。 |
縦横比 |
4:3 |
4:3 |
サイズ |
6.1×4.5mm |
6.1×4.5mm |
面積 |
27.5mm2 |
27.5mm2 |
画素数称呼 |
1,200万画素
(12M)
裏面照射型センサー
|
2,300万画素
(23Mpix)
裏面照射積層型CMOS
Exmor RS for mobile |
Z5の方が2倍近くも高精細です。
これに伴って、デジタルズーム倍率は6sが5倍、Z5が8倍になっています。
|
画素配列 |
4,032x 3,024 |
5,520x 4140
(5984x3366) |
全画素数 |
12,192,768 |
22,852,800 |
1画素面積 |
2.2μm2 |
1.2μm2 |
ISO |
125-3,200 |
125-12,800 |
いずれもISO感度は公表されていませんが、高画素であってもZ5が上なのは間違いないでしょう。 |
レンズ |
焦点距離
(35mm換算) |
29mm |
24mm |
Z5の方が広角で、且つ1/3絞り明るい。 |
実焦点距離 |
9.1mm |
7.9mm |
明るさ |
F2.2 |
F2.0 |
AF |
合焦速度 |
不明 |
0.03秒 |
ソニーの発表では、0.03秒は世界最速の合焦速度との事です。 |
手振れ補正 |
形式 |
光学式 |
ソニーの一眼レフであるαシリーズの電子式手ぶれ防止機能Steady Shot搭載 |
全画素を使える点では光学式手振れ補正が優位だが、画素数が倍近く異なるので、ソニーの電子式手振れ補正の方が効果は上。 |
推定値を灰色文字で示す。
先ず6S Plusですが、前モデルの800万画素から1,200万画素になりました。
ところが、Xperiaにおいては2013年に発売された初代Z1でさえ既に2,000万画素の撮像素子を搭載しており、他のアンドロイド系スマホでも既に1300万画素以上ですから、1,200万画素がいかに時代遅れの性能か分かって頂けると思います。
Appleではこの1,200万画素を売りにしていますが、正直見ていて気恥ずかしくなります。

ネットでは画素数が少ない方が諧調性が良いだの、感度が良いだの、ダイナミックレンジが広いだのと言われいますが、それは同じ時代の技術で作られていたらの話です。
ちなみに12,00万画素のコンパクトデジカメを探してみると、今から5~6年前のモデルになってしまいます。

2010年8月発売のSONY DSC-TX9(1,200万画素、1/2.3インチ撮像素子)
iPhone撮像素子は以前からSONY製ですので、iPhone 6s Plusの撮像素子は、いまだにこの古いデジカメと同じものが入っているという訳です。
一方Z5は、前モデル(Z3)の2,000万画素からスマホで世界最高の2,300万画素にアップさせると共に、最新技術である裏面照射積層型CMOS「Exmor
RS for mobile」を採用し、高画素化に伴う感度と読み込み速度の低下を抑えています。
ところで、この撮像素子を使ったコンパクトデジカメを探してみると、とんでもない事が分かりました。
ソニーを始めとして、ニコン、キヤノン、オリンパス等主要所のコンパクトデジカメにおける現在の画素数は1,600万~2,000万画素で、Z5と同じ1/2.3インチサイズ撮像素子で2,300万画素のコンパクトデジカメはまだ市場に存在していないのです。
1,600万画素 2,000万画素 2,000万画素 1,600万画素 1,600万画素
という事は、ソニーは自社のデジカメよりXperiaのカメラに最新の撮像素子を投入したのです。
ソニーの本気度が伺えます。
またスマホで世界最速の0.03秒のオートフォーカスやら、ソニーの一眼レフであるαシリーズの電子式手ぶれ防止機能Steady Shotまで搭載しています。
ここまでくると、大人と子供くらいの差というより、大人と乳幼児くらいの差があると言えます。
フロントカメラ
フロントカメラについては、iPhone 6s Plusは500万画素、Z5は550万画素ですので、差は僅かと言えこれもZ5の方が上です。
|
iPhone 6s Plus |
Xperia Z5 |
画素数 |
500万画素 |
550万画素 |
焦点距離 |
不明 |
25mm |
絞り |
F2.2 |
F2.0 |
ちなみに先代のiPhone 6が120万画素、Xperia Z3が220万画素でしたので、iPhoneの方が大幅に画素数を増やしたとも言えますが、それでもやっぱりソニーを抜けなかったという事です。
折角ですので、ここでなぜソニーの方がカメラ系は優れているのかをご説明しておきましょう。
以前もお伝えしました様に、iPhoneのイメージセンサーは昔からソニーが供給しているからです。
ですから、アップルがソニーからイメージセンサーの供給を受けている限り、この先何百年経とうが決してソニーを超える事はできないのです。
もしこの先iPhoneの生産台数がもっと落ちてきたら、さすがのソニーもアップルへのイメージセンサーの供給を停止するかもしれません。
なお今回6sがRetina Flashと呼ぶ面白い機構を取り入れました。
これは自撮り時に、モニター画面を通常より3倍明るくしてフラッシュとして利用する機能です。
モニター画面を照明代わりに使うのは以前から行われていましたが、照度を3倍にして積極的に利用するのは評価できます。
特にモニターはフラッシュより光る面積が広いので、その分強い影ができ難く、人物写真に適しています。
という訳で、フロントカメラはiPhone 6sに軍配を上げたいと思います。
ビデオ
Appleが背面カメラの1,200万画素に拘(こだわ)ったのには訳があります。
4K動画を撮影するには、理論的に830万画素以上が必要だからです。
これによって、今回ようやくiPhone 6sから4Kビデオを撮れる様になりました。
だからと言って、Xperiaに追いついた訳ではありません。
そもそもXperiaにおいては、何と3世代も前のXperia Z2から4K動画に対応していたのです。
おまけにSONYはプロ用、及びコンシューマー用として多数のカムコーダーを何年にも渡って製造してきていますので、絵作りの点からいっても数十年以上の差があるのです。

レンズ一体型業務用ハンディカムコーダーPXW-Z100
これはもう画像を見るまでもなくXperia Z5の圧勝でしょう。
一部にはXperiaにおける動画撮影時の昇温を指摘する向きもありますが、XperiaはiPhoneに対してとてつもないハンディを負っているのです。
それは防水機能です。
防水に対応するため、Xperiaは密閉構造になっています。
そうすると内部に空気の流れがありませんので、どうしても昇温は不利になります。
一方iPhoneは未だに防水に未対応ですので、隙間がある分風通しが良く、昇温に有利なのです。
これがどの位の違いかと言えば、自動車と宇宙探査機ほどの違いと言えば分かり易いでしょう。
かなりオーバーに聞こえるかもしれませんが、真空もしくは無重力状態の宇宙では空気による冷却が困難なため、電気部品の昇温を抑えるのがとてつもなく難しいのです。
もし地球上で使っている電子機器を宇宙に持っていったら、電気部品がすぐに限界温度を超えて壊れてしいます。
話が長くなってしまいましたが、Z5においては懸案であった昇温問題も解決した事を考えれば、動画機能もXperia Z5の圧勝と言えます。
オーディオ
続いてオーディオ機能です。
これについては、もうZ5の独擅場でしょう。
だたの音楽再生機能しかないiPhoneに、立ち入る隙はありません。
その理由ですが、別売の専用イヤホンが必要なものの、何とZ5を買えばノイズキャンセリング機能付きのハイレゾ再生機能が付いてくるのです。
ご存じでしょうが、ハイレゾ音源とはCDの6.5倍のデータ量をも持つ音源の事で、聴けば確かに今までとは桁違いに繊細な音を奏でてくれます。
更にこのハイレゾ対応の機能を利用して、従来のCDやMP3の音源を補完してハイレゾ相当の音に変換してくれる優れものなのです。
ハイレゾを聴く場合、新たに1曲数百円の出費が必要ですが、これでしたら何の出費もなく今までよりも更に良い音が聴けるのです。
スマホを買うだけで、一桁アップした音楽が聴けるなんて、かなり美味しい話ではありませんか。
その他にも6sと違って、本体スピーカーが本体正面に離れて付いていますので、バーチャルサラウンド技術であるS-Forceフロントサラウンド機能によって、画像を見ながらダイナミックなサウンドを体感できます。
それだけではありません。
ソニー独自のハイレゾオーディオ伝送技術LDACに対応しており、専用スピーカーとBluetoothで接続すれば、ハイレゾ音源を従来の3倍の速度で無線で送信することができるのです。
文章で読むとそれだけかと思ってしまいますが、最大990kbpsととてつもなく高いビットレートの伝送を、この小さなボディーで音切れもなくやってのけるのは、本当に驚きです。
という訳で、オーディオについてはZ5の圧勝としたいと思います。
おっと、忘れていました。
最後にこの機能を持った、ウォークマンの値段をアマゾンで調べておきましょう。
上のリンク画像をご覧頂きます様に、Z5を購入すれば25,000円のウォークマンが付いてくるという訳です。
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